2003年1月16日(木)08:33

メディア:「ジスカールデスタン将来像会議議長はEUの権限を加盟国に返還する意向」

ロンドン(ロイター)

マスメディアの報道によれば、欧州連合(EU)の権限の一部は再び加盟国レベルに移されることになるという。

これはEU将来像会議のジスカールデスタン議長のオフィスで作成された、欧州連合の将来のありかたについての草案に記されている、と『フィナンシャル・タイムズ』紙は木曜日に報道した。それによれば、加盟国間の立法の調整は工業や雇用をはじめとする一連の分野で禁じられることになるという。ジスカールデスタン議長は4月までに憲法の個々の条文案を将来像会議に対して提案するという。

EUは、新規10ヶ国の加盟による25ヶ国体制への拡大を控えて、機構改革を行っている。さらにジスカールデスタン議長は、将来のEUを二人の政治家による指導体制に変えるよう求めたドイツとフランスのEU諸機構改革案を支持した。独仏提案はとりわけ、影響力の喪失を危惧する小国から批判を受けている。

原題:Medien: Giscard will EU-Kompetenzen an Staaten zurueckgeben




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